ウサギの休日

アウトドアやチャリのことなど徒然なるままに綴っております。

おっさんの青春18きっぷで一人旅(4.5日目)ラピュタの島、友ヶ島へ

4日目、昨晩は近くの城址公園でテントを張って野宿させて頂きましたが蒸し暑くあまり眠れず・・。

重い足取りで高知駅へ向かいます。

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路面電車いーねー。

高知駅から再び本州へ戻り、向かう先はあのラピュタの風景が広がると言われている友ヶ島和歌山県のちょっぴり沖合いにあるらしい。

明治時代に作られた旧日本陸軍の砲台跡や弾薬庫が長い年月をかけて緑に覆われて朽ちかけている様がラピュタそっくりなんだとか。

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念のためネットから拝借。ラピュタ図。

そんでもって友ヶ島は無料のキャンプ場もあるそうで、野宿旅にはもってこいなのです。

今日は友ヶ島へ向かう船が発着する加田というところまで行こう。

そんなラピュタ島こと友ヶ島に思いをはせながら電車に揺られ・・もとい、昨日の寝不足もあり爆睡しながら岡山に到着。

ここで再び民族大移動の洗礼を受けます。

そう、お盆の帰省ラッシュ‼︎

もうね、人の波、激流、渦・・。

在来線もこんなに激混みなのねー。誤算でした。

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しばらく駅の片隅で灰になっておりましたが、重い腰を上げてこの激流に飛び込みます‼︎

・・・・1時間くらい経ったでしょうか、寝不足と立ちっぱなしと暑さでとうとうギブ・・。

姫路駅で一旦降りました。

帰省ラッシュは相変わらず・・。

このまま無理して進んでも楽しめないなー・・

ここはちょっと計画を変更して、姫路で一泊することに予定変更。

疲れもピークだったのでもう野宿地探しも諦め、ビジネスホテルに泊まりました。

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あー、ベッドサイコー、お風呂サイコー!

たちまち睡魔に襲われ姫路の夜を堪能することも姫路城観光することもなく次の日を迎えるのでした。

5日目。

始発に乗って出発です。

体力も回復していー感じww。

加田駅のある路線はJRではないので18きっぷは使えませんが、なかなか洒落おつな電車の内装でした。

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手すりがお魚のフォルムだったり

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床に金魚??

シートもお魚のデザインが施されてました。

さて、加田駅に着いて食料と水を調達しようと考えておりました。というのも友ヶ島は基本無人島らしく、しかも飲み水が出るような水道もないんだとか。

駅を降りて、周りをキョロキョロ。コンビニを探しますが見当たらず。まぁ、港に行く道中にあるだろうと歩き始めます。・・んが行けども行けども見当たらず・・Siri姉さんに尋ねて見ます。答えは5キロ先にあるんだとか。そっか5キロかぁ・・ってごきろぉぉ!?

ここまできて途方にくれる訳にはいかん!

地元の方に食料品店がないか尋ねてみます。

「こんな田舎たがらねー。お店ができても数年でしまちゃうのよ。」と。

再びの誤算!やはり5キロ先まで歩くか・・途端にザックの重さが肩にのしかかります。

めげずに四、五人の方に尋ねてみるとやっとこさ「確か、あそこの魚屋さんがパンくらい売っていたと思うよ。」との光明ある返答が!

出船の時間も迫ってきており、背に腹は変えられぬ。そこへ向かいます。パンをたらふく購入して、そして、携帯していた水筒へ水道水を分けてもらい急いで港へ向かいます!

港に到着して愕然・・港にたーんと食料、飲料水が売ってました・・チーン・・。

まぁ、こんな先走りトラブルも一人旅の醍醐味とポジティブシンキング。

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港から友ヶ島まで2、30分。

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船内も中々の混み具合。大半は日帰り観光みたいですね。

隣でカップルが楽しそうにくっちゃべっているのはスルーして

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スカイブルー、マリンブルーに集中。

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お盆ラッシュを抜けた先にある楽園めがけいざ、上陸!

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私が乗ってきた船が今度は加田港まで戻るお客さんを乗せて帰ります。結構な人数。

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さて、この管理棟で受付を済ませてからキャンプ場へ向かいます。

かなり傾斜のある山道を登る、登る、ひたすら登る。ザックとトレッキングシューズの私は難なく進みますがキャリーケースで来てた若者、カップルは大変そう。おそらく海水浴目的なのでしょう。

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キャンプ場到着!NICEビュー!

海から吹き上がる風が気持ちいい!!

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ザックを降ろしてしばし遠くではしゃいでいる水着のお姉さん方を眺めて・・。

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今宵の我が家をおったてます。フライシートなんていらんでしょ。

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島には井戸がありましたが、飲めないそうです。この井戸でガンガン水浴びしましたが。

さぁ、ひとしきり休んだあと今回のメインイベント、ラピュタの風景を目指して観光します。

島には、数カ所、砲台跡や弾薬庫跡があるみたいですが、まずは第3砲台跡に行ってみることにします。

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また、山道を歩いて、なんか洞窟っぽいところをすぎて、行きたいた先に

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おぉっ!

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おぉっ!

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レンガ造りの壁が草木やツタに覆われてラピュタっぽいねぇ。あのロボットもひょこっと出てきそうな雰囲気を醸し出しております。

しかし、わすれてはならないのはこれが戦争の遺産であるということでしょうか。

あと、照明ひとつない内部の通路や部屋は真っ暗で・・

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こんなのだったり・・

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こんな感じだったりして夜は絶対行きたくないオーラ満載です。

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山の岩肌も苔?に覆われてます。

このあと、第五砲台跡だったかな??そこへも行ってキャンプ場へ戻りました。

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風が気持ちいい。けど夜になるにつれてプチ強風になってきました。自分のテントは山岳テントなので平気でしたが、多人数で来ているでかいテントは吹き飛ばされそうになってました。

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食事はパンとカップ焼きそばでしたがこの景色が一味添えてくれました。

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フライシートをかぶせてないので夜は1人イルミネーション状態。おやすみなさい💤

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翌朝、テントを撤収した後、海岸を少し散策。

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クジャクを発見!なぜ?

あと、リスもいました。なぜ?

山道を歩いていた時草薮からガサガサしてたのはこいつらか?

友ヶ島ラピュタの島として有名になってしまいましたが、その前に戦争の遺産であこと、また、明治の貴重な建築物であることをも頭に入れておかないとですねー。

でも最後に帰りの船の中で、心の中で叫びましたよ、やっぱりアレを・・

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バルス‼︎